みなさんは以前より身長が低くなったり、背中や腰が曲がってきたりしていませんか。
背中や腰に痛みを感じる場合は骨粗しょう症かもしれません。
骨粗しょう症とは骨の代謝バランスが崩れ、骨形成よりも骨破壊が上回る状態が続き、骨がもろくなった状態のことです。
簡単に言うと骨がスカスカになり、骨折しやすくなった状態です。普段は痛みがなくても、転倒などのはずみで骨折しやすくなっていますので注意が必要です。
骨折しやすい部位は背骨、太ももの付け根、腕の付け根、手首です。
原因は加齢や運動不足、栄養不足などさまざまですが、転倒して腰や太ももの付け根の骨を骨折すると腰痛や寝たきりの原因になりますので、思い当たる方はまず医療機関での受診をおすすめします。
日本では約1,280万人の患者がいるとされていますが、男女比率では男性が約300万人、女性が約980万人と圧倒的に女性の割合が多くなっています。
これは、女性は閉経(50歳前後)すると骨形成を助ける女性ホルモンが急激に減少し、骨の新陳代謝バランスが崩れて骨量が急激に減ってしまうからです。
年齢だと40代から徐々に骨量が減少していきます。また高血圧や糖尿病などの生活習慣病があると骨密度が低下し、骨質が悪くなるので病気のない人に比べて骨折のリスクが高まります。
骨粗しょう症の予防としてはカルシウムの摂取や日光浴加えて、ウォーキングや筋力トレーニングなどの骨に刺激が加わる運動が推奨されています。特に筋力トレーニングは弱い部位、強化したい部位を選択してトレーニングすることができて効果的です。
日ごろからトレーニングをして、筋肉を鍛えるとともに骨も強くしましょう。
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