今週の担当は関口です。
東京パラリンピック陸上競技T54クラス5,000mで8位入賞の樋口政幸選手の凱旋報告会が10月16日に行われました。
3大会パラリンピック連続出場、2大会連続の入賞という素晴らしいパフォーマンスをなされた樋口選手、本当にお疲れ様でした。
私は5,000m予選のチケットを購入していたので無観客になった時は残念な気持ちになりましたが、決勝での走りは正に「魂走」で感激しました。
報告会の中で樋口選手は幼い頃家業の農業を手伝い、そのことが強い体と心の土台となったと話されていました。
報告会終了後、私は十日町アクティブスポーツの村越裕太郎選手と富山県で開催されるローラースキー大会に参加するため富山県に向かいました。車中で村越選手から「樋口選手も僕と同じなんですね。農業をやることは大事なトレーニングなんですね」と。
村越選手は日中、高齢者福祉事業所に勤務しています。仕事から帰ると家業の農業を手伝います。そして、スキーのトレーニング。仕事と農業、トレーニングの両立は並大抵のことではありません。昨年の夏は過労により体調を崩したり、熱中症にもなってしまいました。
今年は、昨年の課題を克服するためにご家族に練習時間の確保をお願いし、体のメンテナンスも徹底して練習をしてきました。
樋口選手の努力を知り、励ましの言葉をいただいた村越選手はローラースキーの大会で「強い気持ち」をもって10kmを走り切りました。現段階では、本人も私も満足のいく結果でした。
選手が成果を上げるためには様々な環境を整えることが必要です。厳しい状況の中で夢をもって挑戦を続ける村越選手を私は尊敬しています。これからも周りの皆様に協力していただきながらできる限りのサポートを続けます。
来年は、北京冬季オリンピック・パラリンピックです。限界に挑戦する選手たちを応援しましょう!