おいよい!

お囃子の空耳がきこえます。

 

今日は3日目、朝から俄を引っ張って田川町方面へ。1日、2日目の筋肉痛を抱えながら、長い昼の部です。

昼過ぎ、俄が田中町や本町あたりに戻って来ると、だいたいお神輿さんが近くまできています。駅通りまで戻って昼の部終了。夜の部まで約2,3時間。着ていた白ダボを洗濯するかしないか、あ~でもちょっと昼寝もしたい、、、ここは掛けです。元気がある頃は、昼の数時間でもパフェとか食べに行っちゃったんだけどな~。夜も長いので、昼の休息が重要です。

夕方、一度脱いだ足袋を履くと、また気合が入ります。半纏羽織って夜の部へ。

夕陽が照らす駅通りに出発を待つ俄、方々から集まって来るまつり衣装の若衆、息が合った笛太鼓の音ではじまるお囃子、俄が向かう先には大幡が風になびいて、目に耳に最高のお祭りを彩ってくれます。さぁ、千秋楽の始まりです。この夜の部が終わると、3日間の俄運行は終わってしまいます。3日目の夜は地域の子供たちをのせて本町通りを動きます。めごちゃんたちの「おいよい!おいよい!」が響き渡ります。昼間がんばって引っ張った俄に乗せてもらった子供たちの表情はにこにこ、すこしドキドキ。地域行事に触れ成長するのは良い事ですね。

三十六町内最後となる本町3~6丁目の運行の最後に千秋楽のお囃子を披露します。これを聞くと、今年も俄がこれで終わっちゃうなーというのと同時に、さて、お神輿様は今どの辺かなー!?とみんなそわそわしてきます。無事3日間の運行を終え、俄を格納すると、千秋楽の慰労会もそこそこに最後の神輿へ向かいます。

衣装を茶半纏に変えた氏子の皆さんが本町に集結し、まわりの観衆も一緒に神輿渡御の最後を見守ります。私が子供の頃は、深夜1時近くにもなったものですが、最近は諏訪町に入るのも早いですね。お神輿様はあちこちに動き、諏訪町入口の提灯を越えると戻ってはいけないと言いますが、少し入っては戻り、そのたびに拍手が起こります。お神輿が諏訪神社に戻るとまつりが終わってしまうので、戻したくない担ぎ手たちが粘ります。何度か繰り返すうちに諏訪町に入り、あぁ終わっちゃうなと思いながらお神輿と一緒に諏訪様まで上がります。境内でお神輿帰還の瞬間花火が上がり、おいよい三唱。担ぎ手たちに振舞われる御鐉米を分けていただき、その場でありがたく口にふくみます。縁起物です。お神輿様が本殿に納められると、三日間無事におおまつりを終えられた感謝の気持ちを込め、本殿にお参りし下山です。「あ~終わっちゃった~また来年かー」すでに始まる“まつりロス”です。1日目の万灯からはじまり、たっぷりどっぷりまつりを楽しんだ体はぼろぼろですが、達成感と来年への楽しみで満たされます。軽く反省会をして、また明日、朝から片付け片付け~。まだまだまつりは終わりませんよー。

 

と、いうことで、今日8月27日は毎年十日町おおまつりの最終日。ここ2年も中止になってしまい、悲しんでいる内のひとりに私もいます。なので、今日のブログは3日目シュミレーションにお付き合いいただきました。

さぁ来年こそは、絶対まつりをするぞ!という気持ちで、今から楽しみです!!

今年は残念ながらお神輿や俄、民謡流しや明石万灯、露天や子どもみこしは中止ですが、五穀豊穣を願ってみなさんでおいよい!

ついでに担ぎ手募集中~、女万灯の会白百合!来たる来年の十日町おおまつり一緒においよいしませんか?

興味のある方は高橋まで。よろしくお願いします。