暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょう?
今週の担当はトレーニング室の金井です。
今回のテーマはそんな暑い日には特に重要な「水分補給のコツ」についてです。
・水分が不足するとどうなる?
人間の体の約60%は水分で構成されており、体重60kgの成人男性の場合、約36kgが水分であるとされています。
体の状態を良好に保つために必要な水分ですが、わずか5%の水分が不足するだけで熱中症や脱水症状などの症状が現れます。不足する水分量が増えるほど症状は悪化し、20%を超えると命に関わる危険性もあることから、健康状態が悪化する前に適切なタイミングで水分補給することが大切です。
・正しい水分補給のタイミング
①起床時、就寝前
人間は就寝中にも呼吸や皮膚からたくさんの水分を失っています。起床時にコップ一杯の水を飲むだけでも、寝ている間に失った水分を補うことができます。
また、就寝中の脱水状態を予防するためには、就寝前の水分補給もおすすめ。飲む量はコップ1杯程度を目安にしましょう。
②運動中や運動前後
運動の種類や強度などにもよりますが、運動中は汗などで通常よりも体内の水分を失う量が多くなります。15~30分に一度、汗の量に応じて200~250mL程度を目安にこまめに水分補給することが大切です。
③入浴前後
とくに入浴時に浴槽につかる場合には、前後で意識的に水分補給することも大切です。入浴中に失われる水分量は約800mLといわれており、入浴時間やお湯の温度によってはさらに多くの水分が失われることも考えられます。
④飲酒時
アルコールには利尿作用があるため、水分補給には適していません。アルコール飲料は飲んだ量以上の水分が尿として排出されることが多く、ビールを10本飲んだ場合では11本分の水分が排出されるといわれています。
・水分補給のポイント
①1日1.2ℓを目標に水分補給をする。
②汗をかくときは塩分も一緒に補給する。
③喉が渇いたと感じる前に飲む。
④水分補給に適した物を飲む。(アルコールやカフェイン以外など)
以上のように適切なタイミングで水分補給をする習慣を身につけましょう。
もっと詳しく聞きたい、その他のことを聞いてみたいと思ったらトレーニング室まで是非お越し下さい。